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短信・雑感(過去ログ)

「短信・雑感」は日記がわりに書いています。2021年11月23日。

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2023年

2022年

2022年12月
  • 2022.12.31 ついに2022年も最終日。ロシアのウクライナ全土へのミサイル攻撃は今日も続き、朝日新聞カメラマン一人が負傷した。はかない望みかもしれないが、来年はウクライナの勝利と世界の平和が達成されることを願う。

  • 2022.12.30 2月末といわれていたプリンターが届いた。せっかく年内に届いたのだからと買いに行った。10Kg近くの荷物、大した距離ではないが重たかった。

  • 2022.12.29 SMT(Shiozawa, Morioka, and Taniguchi 2019)がなぜ旧来の進化経済学に欠けていたミクロ的基礎であるか、ずいぶんてまどったが、なんとか満足できる一節を書くことができた。

  • 2022.12.28 また麻婆豆腐に挑戦してみたが、会心の出来とはなかなかならない。

  • 2022.12.27 技術変化が経済成長の基本的駆動因であることに異存はないが、それをどう説明するかが問題だ。

  • 2022.12.26 Nelson and Winter (1982)には何が欠けていたか考えている。

  • 2022.12.25 ロシア正教会から独立していたウクライナ正教会は、ことしクリスマスを従来の1月7日ではなく、12月25日に祝うことを容認したという。

  • 2022.12.24 アメリカは、ゼレンスキ大統領をホワイトハウスと議会に招待してウクライナ支援の強化と継続を呼びかけさせた。ゼレンスキは前日にはバフムトを電撃訪問し、米大統領にはある指揮官が差しだした自らの勲章を、下院議長には前線兵士が寄せ書きをしたウクライナ国旗をお土産にした。何から何まで心憎い演出だ。

  • 2022.12.23 寒気団が張り出して、日本列島中が大雪に見舞われそうだ。ニュースを見ていると北米や西ヨーロッパでも大雪のようだ。3方向に寒気団が吹きだしているのだろう。普通の寒気団では双葉のように吹きだすが、もっとエネルギー準位が上がると三極吹き出しとなる。これが50年ほど前に聴いて覚えている西浦廉政さんの大域分岐理論の最初期の業績。寒気団が張りだすごとに想いだす。

  • 2022.12.22 プリンタを買いに近くのYamada電気に行った。ところが現品は売れず、予約して入荷待ちだという。2月末まで待たなければならない。珍しく予約注文で購入する経験をした。コロナとウクライナ(半導体不足)の影響のようだ。こうした事態がいくつもの商品におこると昔の社会主義経済のような「不足の経済」となるのだろう。

  • 2022.12.21 赤い実をつけたヒイラギはクリスマスの飾りの代表的なものだ。東京にもヒイラギがしばしば生垣に使われている。その葉っぱにはトゲの数が7つのものと5つのものとがある。とうぜん葉っぱの形もちがう。変種とも考えられるが、同じ木にも違う数のものがついている。葉が出るとき暖かいとトゲの数が5つになりやすいのでは、とおもわれるのだがどうだろう。

  • 2022.12.20 Nelson and Winter (1982) An Evolutionary Theory of Economic Changeで価格理論がどう扱われているか調べている。

  • 2022.12.19 歯医者。神経を抜かなければならないかもしれないと言われていたが、そうならずに済んでまずは一安心。

  • 2022.12.18 ようやくEIERのSMT特集の論文に取り掛かる。

  • 2022.12.17 水道橋の日大でポストケインジアン研究会。報告者は、島倉原と袴田兆彦の両氏。

  • 2022.12.16 12月5、6、8日に言及したPhilip Georgeの"A giant bludner"論文の問題がいまだ決着がつかないのは困ったものだ。RWER共同編集者のひとりのJamie Morganが問題の所在がわからないようなのだが、RWER Blogのかつての論敵の一人Ikonoclastが変な投稿をしてきた。経済は複雑なものだから、一般均衡理論に反対するPhilip Georgeに共感するとして、Hooker編のPhilosophy of Complex Syestemsを長々と引用している。彼とは、彼の投稿がBlog記事として取り上げられたPure economicsへのわたしのコメント(2021.2.13 8:34amのもの)ほか、いろいろな機会に議論してきた。Ikonoclastは基本が人類学者らしく、人間社会は経済や政治などに分割して理解できないと主張する。その主張にはもっともなところもあるが、それだけでは経済なら経済の固有の領域の特性を明らかにできない。経済は複雑系であるが、そのことで経済学が成立しないわけではないと上記のコメントでも指摘した。そのせいかどうか、今度はPhilosophy of Complex Syestemsを引用して「反撃(?)」にでたようなのだが、問題はそんなことではない。単純な論理の問題なのに、そのまちがいが分からないようだ。複雑系を主張する人たちのあいだに、こういう 単純な論理のまちがいに気づかない(がわからない)人がいるとは、複雑系経済学の主唱者のひとりとしてどう考えたらいいのか。

  • 2022.12.15 「本に溺れたい」というブログを主宰しているrenqing氏が「価格を決定するものは、「需要」ではなく、「費用」である」という記事を書いている。アロー&ハーンの『一般均衡分析』から引用のあと、わたしの『近代経済学の反省』(1983)までが参照されている。ページが入っていたので該当箇所を読んでみたが、書いた本人が忘れてしまっていたことだった。このときから最小価格定理と言っていたとすると、わたしの経済学は40年のあいだほとんど進歩していないことになる。

  • 2022.12.14 Elinor Ostromの翻訳をすこし手伝うことにして、訳文を見直している。Ostrumの理論をかなり知らないと、翻訳はなかなか難しいかもしれない。昨日に引き続き、『リカード貿易問題の最終解決』(2014)に補章としてのせた「上乗せ率を帰結する複占競争」をアップした。
  • 2022.12.13 友人に請求されて「カーン・ケインズ過程の微細構造」『経済学雑誌』(大阪市立大学)第83巻第第3号48-64頁を探し出した。ついでだから、ここに公開することにした。わたしが大阪市立大学に移って最初の論文だが、現在のShiozawa, Morioka, and Taniguchi (2019) Microfoundations of Evolutionary Economicsの最初のきっかけとなったもの。この論文の定式では、半自動的な数量調整過程は発散している。これではものにならないが、もっと複雑な予想形成にしても収束を証明するのは難しすぎるとわたしは諦めた。それを谷口和久が計算機上のシミュレーションで過程の収束を示してくれ、森岡が線形の場合には一般に収束することを示してくれた。

  • 2022.12.12 歯医者の帰りに久しぶりに仙川へ。途中、象の鼻公園とという、たぶん昔の農業用水路を暗渠にしてできた公園を歩いていたら、カリンが落ちていた。驚いて近くをさがすと、生垣の中にカリンの木があった。生垣の中を探すと、大きなカリンが5センチほども土に埋まっていた。無傷だったので二つ拾ってかえる。 東京で見かけるのはカリン、信州で見る「カリン」は実はマルメロとか。属は違うが、実も木肌もよく似ている。ただ、カリンは実を上むきにつけるが、マルメロは下向き。東京で見るカリンは3メートルほどのものが多いが、親類の家の庭にあるマルメロは高さが15メートルほどもある。

  • 2022.12.11 高松紀夫のお通夜に大阪まで往復。事前に食満氏、お通夜の会場では加藤・八木両氏にお会いする。

  • 2022.12.10 Almudi & Fatas-VillafrancaのThe Foundational Evolutionary Traverse of Richard R Nelson and Sidney G Winterにコメントを書く。読むにも書くにも長い時間がかかった。

  • 2022.12.9 元毎日新聞の高松紀夫が亡くなった。朝、加藤勝美さんから連絡があった。高松さんには、フォーラム堂島のコーディネータに推薦してもらうとなど、大きな恩がある。

  • 2022.12.8 Philip Georgeの"Giant blunder"論文についてRWERの共同編集者の一人Jamie MorganにResearchGateを通して文句をいったところ、時間ができたら読むと答えてきた。他にもいろいろあって忙しいことは分かるが、自分が主宰している雑誌の危機なのに、のんびりしたものだ。

  • 2022.12.7 独占研究会の「お別れ会」。だれかが亡くなられたというのではなく、長いあいだ明治大学が会場を確保してくてきたが、来年からまた元の東京経済大学に移転することになったので、感謝の意を込めたもの。研究会の後、いつも使っていた「吉甚」も、長いコロナのためか、閉店してしまったという。

  • 2022.12.6 昨日の記事の書き手Philip Georgeの他の論文3本を読むなどで忙しかった。あまり深い知見もなく、論理的にも整理されていないが、"A Giant Blunder"論文ほどにはひどくないひと安心。

  • 2022.12.5 FIFAワールドカップの決勝トーナメント、夫婦で応援していたが、日本は最後のPK戦で負けてしまった。気分が悪かったので、Real-World Economics Blogに長文の批判文を書いてしまった。Lars Syllのような無茶な主流派批判を繰り返していれば、こういう事態は当然予測されたことなのだ。

  • 2022.12.4 Review of Keynesian StudiesThe Principle of Effective Demand: a New Formulationは、辛くも11月のトップを維持したようだ。このサイトからアクセスしてくれた人がいたのなら感謝。RWER Blogの Jef Ferry Free trade theory fails correspond to realityへコメント。< と > を使ったら、タグ扱いになり、式がめちゃめちゃ。すぐ下の修正も読んで。

  • 2022.12.3 12月は忙しくなることはわかっているが、EELの査読を引き受けてしまった。ワールドカップ:韓国もポルトガルに逆転の劇的勝利。しかし、なぜか生中継をした局はなし。

  • 2022.12.2 FIFAワールドカップ:日本がスペインに勝利し、決勝トーナメントへ。

  • 2022.12.1 藤本隆宏氏・吉井哲氏と3人で新論文(といっても実はすでに5年以上経過しているもの)の最終打ち合わせ。午後4時には終わる予定が、けっきょく7時まで。



    2022年11月
  • 2022.12.30 ついに11月も最後の日。あと一ヶ月で何ができるだろうか。

  • 2022.11.29 コロナ・ワクチン5回目。モデルナだが、副反応はほとんどなし。もう12月というのに、ユリの花が咲いているところがある。赤紫と白。ユリは夏の花のはずなのに。もちろん、異常気象の結果のはずはないが、狂い咲きの変種だろうか。

  • 2022.11.28 もうじき12月。昨年末にThe Principle of Effective Demand: a New Formulationを公開してから、半分以上の月でThe Review of Keynesian Studies (RKS)のトップ記事(Most read articlesの第一位)を占めてきたが、来月はどうなるか。11月始めにRKSの第4巻が公開されたから、新しい記事に抜かれるかもしれない。

  • 2022.11.27 日本はコスタリカに0-1で完敗。蘆花公園ではイチョウの黄葉が太陽に当たってきれい。すぐ隣には、まだ青々とした緑のイチョウのあるのはなぜ。

  • 2022.11.26 妻の誕生日。娘と3人で会食。

  • 2022.11.25 タンポポが二輪咲いていた。工事用の鉄の障壁の北側の根もと。どういう現象だろうか。

  • 2022.11.24 ロシアがウクライナに侵略戦争を開始して9ヵ月たった。ロシアが当初おもい描いていたようには戦争が進んでいないことは確かだが、最近のロシアのミサイルによるウクライナ各地のインフラ施設攻撃により、ウクライナの人々は寒い冬を暖房も電気もない生活を強いられている。日本政府が支援しなければならないこととは別に、われわれ市民も何か助けられることはないだろうか。発電機は小型でもいろいろ役に立つようだから、日本から送る運動ができないものだろうか。

  • 2022.11.23 帰京。サッカー・ワールド・カップ、日本、初戦でドイツに勝利。

  • 2022.11.22 ガスの工事。草むしり。

  • 2022.22.21 買いもの。本棚でぐうぜん Bernard Paulré (1985) La Causalité en Economie / Signification et porteé de la modélization structurelle. Presses Universitaires de Lyon, Lyon を見つける。こんな本を買っていたという記憶はないが、もう20年もまえから因果性(causailty)に関心があったのだろうか。

  • 2022.11.20 信州・大町へ。やはり格段に寒い。

  • 2022.11.19 「長沼節夫さんを偲ぶ会」に出席。日本記者クラブの10階ホール。コロナのため延期に延期が続いて、今日が5回目だったという。遺稿集とも、生涯の記録ともいえる『ジャーナリストを生きる/伊那谷から韓国・中国そして世界へ』ができていた。長沼節夫著・長沼節夫著作集編纂委員会編、南信州新聞社刊、2000円。巻末にDVDが付録され、本文500ページ弱には盛り込めなかった内容や追悼文も多数盛り込まれている。わたしが長沼さんと親しかったのは1967年から70年までの3年余りだが、晩年にも南都が話を聞く機会があった。しかし、それでは知り得なかった長沼さんの多様な活動や生き様を知ることができた。編纂委員会のご苦労に感謝。

  • 2022.11.18 富士見台駅横に新装・開店した「京都 玉姫珈琲」に初めていく。

  • 2022.11.17 高校・大学でほぼ同期だったYさんがALS(筋萎縮性側索硬化症)と去年診断されたという。ショック。なんと声を掛ければ良いかも分からない。

  • 2022.11.16 蘆花公園(正式には蘆花恒春園)では桜が咲いていた。十月桜という栽培種だそうだ。みごとというより、可憐で弱々しい感じ。

  • 2022.11.15 Bahar Arazの論文3本を読んでいる。

  • 2022.11.14 烏山図書館で『古事記はいかに読まれてきたか』を立ち読み。本居宣長が京都遊学中に古事記の刊本を買っているという。その程度には、古事記は読まれるようになっていたのだ。

  • 2022.11.13 中川洋一郎さんの論文"Confrontation of Full-Cost and Marginal Principles in the Automobile Supply Chain:Implications of Durable Consumer Goods in the Market Turmoil after WWII"についての自分なりのコメントをようやく書き上げる。

  • 2022.11.12 中川氏には、牧夫・犬・羊というアイデアですでに『新ヨーロッパ経済史I:牧夫・イヌ・ヒツジ』(学文社、2017)という本がある。

  • 2022.11.11 中川洋一郎さんから多数の抜刷りが届く。なかなかすぐには読みきれないが、牧夫・犬・羊という三機能に注目するというのは、すごくおもしろい。こういう長期の経済史があっても良い。

  • 2022.11.10 昨日のMaria Cristinaの論文にコメントを書く。ただし、最初の投稿にはまったく反対の意味のことを書いてしまったので、第2のコメントで修正する。

  • 2022.11.9 Cambridgeで一緒だったMaria Cristinaが相棒のAnnalisa RosselliとOn Sraffa's Challenge to Causality in Economicsという論文を書いている。Ajit Sinha編のA Reflection on Sraffa’s Revolution in Economic Theoryという本の1章だ。Sraffaが"a struggle to escape from 'mechanical', i.e. causal theory"というのが主旨だ。SraffaはSchrödingerの"Indeterminism in Physics"(1931)という論文を読んでいたようだ。当時の人たちが量子力学の出現にいかに影響を受けていたか、よくわかる。同様の影響はSchumpeterにもみられる。しかし、因果性を決定論と直結させることには大きな問題がある。確率的因果というものも考えられるからだ。Sraffaはmechanical theoryにgeometrical representationを対比し、differenceとchangeの区別にこだわっていたという。それがたとえSraffaの1960年の本に繋がったとしても、経済学をcausalなものとして組み立て直すという研究方針は変えるべきではないだろう。

  • 2022.11.8 Full cost原理といっても、わたしが理解しているものとは相当にちがう解釈があるようだ。そのことに驚き。

  • 2022.11.7 ある論文を読んでいたら、Nubbemeyer, E. (2010) A Reconsideration of Full-Cost Pricing. Doctoral thesis presented to Ludwig-Maximilian-University Munchen.という博士論文が紹介されていた。この第1章は、full-cost principleの発見から追跡調査、限界理論の対応と反応の歴史が懐疑的な立場から扱われている。2010年という時点での考察だけあって、わたしの知らない事情を含めて、総覧するにはとても便利なものとして紹介しておきたい。ここに触れられていない事情としては、わたしが知っているのは、Lesterの提出論文に対するMachlupの偏頗な対応ぐらいである。第1章についてあえて注文を付けるとすれば、Joël Deanなどのcost function計測の意義をもうすこし掘り下げてほしかったくらいである。ただし、第3章などの考察は、限界理論との対比のためとはいえ、需要変化のあり方について、なお新古典派的な想像野の内部にあるような気がする。

  • 2022.11.6 ほぼ一ヶ月前に描き終えていた福留久大氏の『リカード貿易論解読法』書評をもう一度読み直して編集部に送る。

  • 2022.11.5 3日に衝動買いしてしまったグールソンのかっこサイレント・アース/昆虫たちの「沈黙の春」』がなかなかおもしろい。

  • 2022.11.4 引用の必要があって「ミクロ・マクロ・ループ」をgoogleで引いてみたら、このサイトの「ミクロ・マクロ・ループについて」がトップに出ていた。懐かしく開けてみたら、目次の形が崩れていたので修正した。本文中の図も同様だったが、こちらは簡単にはいきそうもなく、そのまま。

  • 2022.11.3 上北沢の自販機のところにもういちど行ってみた(10.28参照)。100円自販機はまだあった。ただし、36口のうち、7口は値上がりしていた。一度には、値上げできないもののようだ。さらに驚くことに、そこから50Mもしないところに、別の会社の自販機があり、ほとんどすべて100円の商品だった。しかし、この近辺の多くの自販機では130円が普通、140円の品も多い。中身の違いまでは分からないが、わずか数メートルで価格が違うことがあっても、販売が一方に偏ることはないということだろう。これは宇野派の一部のいう「市場の無規律性」なのだろうか。思考を放棄しているだけではないのか。

  • 2022.11.2 Heinrich Bortisの論文 Classical-Keynesian Political Economy, not Neoclassical Economics, is the Economic Theory of the Future に長いコメントを書く。

  • 2022.11.1 京都行きの疲れがなかなか抜けない。



    2022年10月
  • 2022.10.31 ついに10月末日。勤勉革命の第5章の構想がなかなかまとまらない。

  • 2022.10.30 11時から森岡・谷口両氏と今後の研究課題などについて、3時からはメール仲間3人と雑談。

  • 2022.10.29 国際価値論研究会第26回(京都大学にて)。小池洋一、田中宏、わたしの3人の報告。わたしのものは「報告」というより、問題提起ないし質問といつたもの。

  • 2022.10.28 4・5日前に上北沢の自販機で100円で買った紅茶が思いのほか美味しかった。もう一度というので行ってみたら、なんとすべてが「売り切れ」。これは何を意味するか。人気が出て売り切れたのか、それともメーカが耐えきれなくなって値上げするためなのか。

  • 2022.10.27 ロバートソンの恒等式(参考資料)について再考。長い備忘録をメール仲間へ送る。

  • 2022.10.26 インプラントはなんとか直った。帰りは学芸大前から中目黒まで東横線横を歩き、中目黒から目黒まで歩いた。一時間強。さすがに疲れた。

  • 2022.10.25 ようやくKemp-Benedictの論文にコメントを送ることができた。(K-Bの論文を読みたい方はy@shiozawa.netまでご連絡ください。PDFをお送りします。)

  • 2022.10.24 インプラントの歯の一つが"抜けて"しまった。近くの歯科医に行ったが、元の歯科医でないと治療できないと言われた。メーカがわからないと対応できないという。

  • 2022.10.23 Review of Keyenesian Economicsに、Steve KeenMarc Lavoieのおもしろい応酬を見つけた。論理的にはLavoieの方が厳密だろうが、ここはKeenの直感を取りたい。会計計算では、結果の事態は記述できるが、原因や動因は分析できない。Keenはそこを言いたいのだろう。これはRobertsonの恒等式とも関係している。Lavoieを納得させるだけの説明を考えなければならない。

  • 2022.10.22 Kさんの息子のTomohiroさんの案内で、広尾一帯を散歩。オープン・カフェで久しぶりにビールを飲む。

  • 2022.10.21 Kemp-Benedict (2022)をまだ読んでいる。空はだいぶ秋めいてきた。ベニカナメモチが赤い新芽を吹き始めている。

  • 2022.10.20 富士見台のドトールがコーヒー夢姫に変わっていた。まだ開店準備中だったが、店がより開放的になって広くなった感じ。

  • 2022.10.19 Kemp-Benedict (2022)の基本の考えがほぼ理解できたと思う。生産要素の生産性が経済全体を通して上昇していくというのだが、それでは各企業が投入係数の削減に取り組んだ結果が製品価格の引き下げを通して経済全体に波及していくというわたしの考えとは根本的に異なる。

  • 2022.10.18 Kemp-Benedictの論文A classical-evolutionary model of technological change(2022)を理解するために、起源に遡って読んでいる。

  • 2022.10.17 冨田賢さんご夫妻のご招待で渋谷で会食。

  • 2022.10.15 今日は散歩で久我山駅まで歩いてしまった。苧麻によく似た草を見つけたが、花がぜんぜん違う。

  • 2022.10.14 ハロッドの『国際経済学』の第7章「不均衡の是正」(第4版,1957)を読む。これはほとんどヒューム・プロセスではないのか。失業は想定にはいっているが、感覚はすごく古い。これでハロッド『国際経済学』には失業の理論があるといえるか。例え、第6章「貿易差額」(第2版,1939)を考慮してもそう言って良いだろう。

  • 2022.10.13 インフルエンザのワクチン(無料)を打つ。注意書きを読むと、副反応がすごくあるように思うが、医者にこのことを話すと、コロナ・ワクチンとほとんど差がないらい。ワクチンというだけで過剰反応しているということか。

  • 2022.10.12 1930年代の貿易論の中では唯一失業を扱ったものとしてハロッドの『国際経済学』があるというので読んでいる。乗数理論に基づく失業の議論はあるが、何かが足りない気がする。

  • 2022.10.12 Path dependenceとLock-inとはどういう関係にあるのだろうか。技術進化の過程において、path dependenceは普遍的だが、Lock-inは珍しいのではないか。技術の進化理論においてこの辺りが明確でない気がする。

  • 2022.10.11 H. Escaithに返信。Post Keynesian Price Theory in view of Global Value Chainsに対するNew Keynesianの立場からの疑問に反論。

  • 2022.10.10 Kemp-Benidictが"A classical-evolutionary model of technological change"という論文をJournal of Evolutionary Economicsに発表したというので、論文PDFを請求。

  • 2022.10.9 元気が初めて婚約者と来訪。9月19日の国際会議のブリゼン資料をRGにアップ。

  • 2022/10.8 ようやくWeb Pageが動くようになったので、まずは7月17日日の国際価値論研究会第25回例会のわたしの報告を載せてみる。

  • 2022.10.7 寒波襲来。日中の東京の気温は札幌より低かった。高齢者招待日で世田谷文学館で萩原朔太郎展を見る。

  • 2022.10.6 元気がWEBページを見てくれて、昨日から表示と更新ができるようになった。韓国時代劇「私の国」最終回。イ・バンウォン(李芳遠)と二人の剣の使い手たちの愛憎もつれる物語。第一次王子の乱から第2次王子の乱をへて、バンウォンが世子に就任するまで。

  • 2022.10.5 サイバー適塾改めグローパル適塾の20周年記念式典。初めてZOOMにて参加。塩野義製薬株式会社の社長兼会長の手代木功氏の講演は非常によかった。パテント・クリフについて、業界3位から同10位にまで後退した企業を受け継ぎ、立て直す難しさなど。

  • 2022.10.4 福留氏はすでに7月1日に逝去とのこと。死者に手向ける書評とはならないが、学問のためには仕方ない。

  • 2022.10.3 書評は概成。しかし、言いたいことが書けていない。いろいろ削って第2案とする。T氏とI氏に第2案を読んでもらう。

  • 2022.10.2 昨日から福留の書評を書き出す。結言には活動できるのは「あと数ヶ月」と長男夫婦に宣言されており、そのための急拵えらしい。

  • 2022.10.1 満79歳の誕生日。「正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし」の気分ますます。これは一茶かと思っていたが、一茶にしては俳句ではないと思って調べてみたら、一休の歌だった。



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