塩沢由典公式HP
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コロナ禍で巣ごもり生活、6年近く更新停止となっていた「公式HP」を再開することにしました。2020年7月10日。
まずは、 著書紹介 をご覧ください。新刊の書評・反響などを紹介しています。
さいきん書いた論文などに関する情報は、こちら をご覧ください。論文の意義や反響などについても載せていきます。
2020年までのサイトに御用のあるかたは、こちら をご覧ください。
短信・雑感
2022年7月
- 2022.7.5 午前中に3冊売れ、以下の順位がついた。こんな順位は初めて。
Amazon 売れ筋ランキング: - 7,624位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- 7位ちくま学芸文庫
- 7位日本経済入門
- 14位経済学入門
「ちくま学芸文庫」はいつも3番目にでていたので、この掲示順は固定したものと思っていたが、順位の早い順に並べているようだ。
- 2022.7.4 6月中にと思っていた第5章がまだ完成しない。短くするつもりだったのに、それも実現しない。
2022年6月
- 2022.6.28 ローザ・ルクセンブルグの『資本蓄積論』を拾い読み。
- 2022.6.27 Parallel history に関する思いがけない展開があった。三人寄れば文殊の知恵か。
- 2022.6.26 クチナシも盛りをすぎてきた。新しい花は咲き続けていて、あいかわらず良いにおいをしているが、古い花が落ちずに付いているのがおしい。
- 2022.6.25 夜型生活から脱却しなければ。
- 2022.6.24 エピキュリアン・タントリストさんが書評の中で「今では複雑系という言葉は懐かしく感じ」ると書かれている。複雑系はそれだけの広がりを持ったのだが、そのごどれだけ深まったのか。さいきん仲間内で行なっている討論では、再生産という考え方と人間にとっての複雑さが相補的に関係しているのではないか、ということが見えてきた。
- 2022.6.23 6月に入って『増補 複雑系経済学入門』のAmazonでの書評が2本入った。「織田信長」さんと「エピキュリアン・タントリスト」さん。とくに後者の最後の段落では誉めらすぎていて恥ずかしい。誉め殺しという手かもしれない。
- 2022.6.22 だいぶ厚くなって、座っていても汗ばむようになった。なかなか気力がわかない。
- 2022.6.21 ちょうど20年前に『数学セミナー』の姉妹誌ともいえる『数学のたのしみ』に「数学とオカルトのあいだ」という文章を書いていた。今回の"To be, or nto to be"とある意味、好対照なものだ。関心のある方は、ぜひ一読いただきたい。
- 2022.6.19 きょうもBhaskharを読んでいたが、肝心の部分がよく分からない。
- 2022.6.18 上北沢の松沢地区センターの庭で珍しいアジサイを見つけた。小さな花だが、そのひとつひとつの縁が1mmほど上側内向きに巻いている。
- 2022.6.17 『数学セミナー』のエッセイに誤りがあった。正則な国際価値の定義で、不等号の向きが逆転していた。最初の原稿では正しかったのだか、校正で説明を加えたりしているうちに、不等号の向きへの注意がおろそかになったようだ。
- 2022.6.16 ローソンとバスカーの「批判的実在論」(critical realism)について考えている。「閉じた系」という概念にもっと彫琢を施さなければなるまい。
- 2022.6.15 スキデルスキーの『経済学のどこが問題なのか』(名古屋大学出版会)について訳者の鍋島直樹氏に感想を書く。
- 2022.6.14 『数学セミナー』7月号が届く。ひさしぶりに一冊ほとんどに眼を通す。数学工房の桑野耕一さんという方が「およそ考えるに値するものは」という巻頭言を書いている。読んでいる途中、これは特集の企画者の津田一郎が書いたのかと一瞬誤解してしまった。ヒルベルトの考えとして紹介されている。「およそ考えるに値するものは、なんでも数学の対象たりうる」というのだ。トニー・ローソンなどとは正反対の考えだ。とちらが正しいかではなく、どちらがどれだけ知力をしぼるかに懸かっているのだろう。
- 2022.6.13 経済学の現状は、理論家と実証家との分業しかありえないとおもうが、そうとばかり言っていられない事情もあるので、RWER Blogに「証拠にもとづく経済学構築への議題」を投稿してみた。どんな反応があるだろうか。
- 2022.6.12 いろいな花が咲いている。まさに百花斉放。ダリアの花も咲き出した。中学一年のときの(10月まで)担任の依田先生は単身赴任で学校の近くに庭付きの一軒家を借りていた。3坪ほどのちいさな庭だったが、20種ぐらいのダリアを育てていた。なにも覚えていないが、依田先生というとそのことばかり思い出す。
- 2022.6.11 Real-World Economics Review Blogに経済学における論理的・数学的reasoningの機能と意義について投稿。
- 2022.6.9 訳者の鍋島直樹氏から恵贈されたロバート・スキデルスキーの『経済学のどこが問題なのか』(名古屋大学出版会)を数日掛けて読む。新古典派=主流経済学の批判としては、欠けるところがないと思われる総合的・全面的なもので、批判の論点のほとんどに賛成する。ただ、問題はでは新古典派に代わりうる経済学をいかに構築すべきかについてはほとんど示唆されていない。いまはむしろそれが問題ではないのか。
- 2022.6.8 検査では大腸ホリープはなく、他の悪性のものも発見されなかった。まずは一安心。帰りに成城と経堂のふたつの本屋をまわって『数学セミナー』を探したが、取扱がない。『数学セミナー』や『経済セミナー』は、よほどの大型店に行かないとないものらしい。経済学とちがって、最近は数学人気が復活してきたと思っていたのだが、全体としてはそれほどでもないらしい。
- 2022.6.7 きのうから東京は梅雨入り。読み方の難しい苗字に「栗花落」というのがあるそうだ。『鬼滅の刃』のキャラクタの1人の名として有名になった。これは「つゆり」と読むが、「つゆいり」がなまったものという。東京郊外に栗の木はそうおおくないが、見つけることはできる。たしかに、すでにあの長い特徴的な花が咲き、いまはそれが落ちる頃だ。
- 2022.6.6 Duncan FoleyのCrisis and theoretical methods: equilibrium and disequilibrium once again. Working Paper 03/2017, New School for Social Researchを読む。かなりがっかり。分析枠組みがまるで新古典派。そういう意識もないのだろう。
- 2022.6.5 ドクダミの花がツツジの生垣の上面まで顔を出して咲いている。高さは6〜70cmはあるだろう。ふつうは2〜30cmのところで花を咲かせる。ツツジの生垣の中では太陽があたらない。そこで茎を精一杯伸ばして、上面にたどりついたところで花を咲かせたのだろう。これは遺伝ではないが、環境に適応した一例だ。
- 2022.6.4 わたしのThe Principle of Effective Demand論文が1月以来ずっとReview of Keynesian StudiesのMost viewed articlesのトップだったのに、今月になって平井さんの論文に抜かれてしまった。
- 2022.6.3 きょうがロシアによるウクライナ侵攻100日目。わたしの日録でもウクライナの登場頻度は減少しているが、忘れても慣れてもいけない。
- 2022.6.2 The Economy by the CORE teamについてBowles and Carlinの論文What Students learn in Economics 101: Time for a Changeを読み終え、感想を五氏に送る。おもに背景/基盤にある経済学への不満。
- 2022.6.1 国際価値論研究会の次回予定がようやく確定。
2022年5月
- 2022.5.31 ついに5月末日。第5章はけっきょく一字も書けず/書かずじまい。
- 2022.5.30 大腸ポリープの検査で一日おわる。
- 2022.5.29 預けていたイモリ2匹を引き取りに恵比寿まででかけた。
- 2022.5.28 進化経済学についてWittやHodgsonなどを読む。
- 2022.5.27 買物の帰りにアゲハの幼虫を3匹みつけた。2匹はもうかなり大きい。
- 2022.5.26 疲れていたのか、今日はほとんど寝ていた。
- 2022.5.25 2度目の除草剤。しかし、夕立のような雨で効果減? 15:43分発の「あずさ」で帰京。
- 2022.5.24 雲のかからない北アルプス。まだ雪がかかっていて輝いている。もって帰るべき本を選定。
- 2022.5.23 ようやくE-mailを読む余裕ができた。
- 2022.5.22 除草剤を散布。
- 2022.5.21 買物バスでDeliCia大町店へ。
- 2022.5.20 部屋の掃除などでくたびれた。
- 2022.5.19 13時発の「あずさ」で信濃大町へ。妻とふたり。松本で乗り換え。
- 2022.5.18 新宿で買物。
- 2022.5.17 3頭目のアゲハがぶじ羽化。第4章「勤勉革命の2・3の理論問題」、ようやく概成。
- 2022.5.16 さなぎになっていたアゲハ2頭がきょう羽化した。(蝶だけなぜ1頭、2頭と数えるの?)
- 2022.5.15 『数学セミナー』7月号原稿「To be or not to be」の校正。
- 2022.5.14 歴史家にも分かってもらえるような貿易論、だいぶ終りに近づいた。
- 2022.5.13 天下堂医院を受診。妻をみてくれた先生を紹介してもらう。
- 2022.5.12 歩いていたらドクダミの葉のあいだから白い小さな3弁の花が顔をだしていた。あれ、ドクダミって3弁だったっけとよく見ると、別の植物だった。ムラサキツユクサによく似ている。調べてみたら、トキワツユクサらしい。白いムラサキツユクサもあるというから断定はできないが、トキワツユクサはTradescantia fluminensisといって外来種らしい。しかも、いまは要注意外来生物に指定されているという。花はちいさくて花弁の先がとがっている。ムラサキツユクサより花は清楚。
- 2055.5.11 例の本のなかの「経済史家のための貿易論入門」のような項をかいている。分かってもらえそうに書くのはなかなかむずかしい。
- 2055.5.10 昨日はロシアだけでなくおおくの国にとって戦勝記念日だった。この日をひとびとはどう考えて過ごしたのだろうか。プーチンの演説は自己正当化だけだったが、ロシア人の心にはどう響いただろう。わたしも記念に去年8月のNHKテキスト「100分で名著」の『アレキシエーヴィチ 戦争は女の顔をしていない』をすこし読んだ。
- 2022.5.9 千歳烏山のシャノワールが閉店していた。気付かなかった。フランス語の店名がまたひつ消えておフランスのひとりとしてはすこし寂しい。ロシアほどではないだろうが、フランス文化の日本のおける低落ははなはだしい。
- 2022.5.8 昨日の記事で思い出した。中央大学図書館の回りにはカイノキ(楷の木)が植えられている。学問の木というので選ばれたのだろう。テラスの下に植えて上にのばしているため、刈り込まれていて見栄えがしない。大阪の的塾の周辺にもカイノキの並木がある。しかし、カイノキとえば、やはり岡山の閑谷学校の庭に植えられた2本であろう。紅葉の季節に行ったためもあり、みごとなものだった。
- 2022.5.7 エゴノキの花が咲いて、すこし散り始めている。中央大学の多摩キャンパスには、大きなエゴノキがあって、まいねんみごとに花をつけたが、鑑賞するひとがほとんどなく残念だった。
- 2022.5.6 雁行形態論基本形(第T形)の図解に取り組む。以前に描いていたものには、かなりの混乱があることに気付いた。
- 2022.5.5 最初の3匹は、きのうまでもりもり食べていたのに、きょうはあっさり蛹化をはじめた。春型のせいだろうか。小さなアゲハになりそうだ。
- 2022.5.4 きのうアゲハの幼虫の別の2匹を見つけた。こちらは休眠中かあまり動かない。30日に見つけた3匹は黒から緑に色が変わり、いま猛烈に食べている。
- 2022.5.3 憲法記念日。プーチンのウクライナ侵略で自衛の大切さはよく分かった。だからといって戦争の準備をしたがる人が多いのはこまったものだ。戦争の仕方を考えるまえに、戦争を始めさせない仕方も考えないと、わさわざ戦争を始めさせることになりかねない。
- 2022.5.2 いまツツジが満開。
- 2022.5.1 近くの図書館に行ったら「過去のベストセラー」という特集をやっていた。中に『山女日記』があったので、2章だけ読んでみた。NHK BSプレミアムでやっていたのとはだいぶちがう。見たのは再放送だったけれど、工藤夕貴のファンになった。
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