塩沢由典公式HP

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コロナ禍で巣ごもり生活、6年近く更新停止となっていた「公式HP」を再開することにしました。2020年7月10日。
短信・雑録を2021年11月から始めました。


まずは、 著書紹介 をご覧ください。新刊の書評・反響などを紹介しています。

さいきん書いた論文などに関する情報は、こちら をご覧ください。論文の意義や反響などについても載せていきます。

2020年までのサイトに御用のあるかたは、こちら をご覧ください。

  • 短信・雑感

    2023年6月
  • 2023.6.6 Samuelsonの図形と国際価値の関係を調べていたら、おもしろいことに気がついて興奮して一晩中うとうとしていた。しかし、よく調べてみると、ひとつ重要な見落としがあることに気がついた。気づいたこと自体は正しいのだろうが、全域木では処理できない境界面が隠れていた。これをどう考えたら良いのか。

  • 2023.6.5 SamuelsonのSraffa Bonusの解説をなんとか仕上げたが、価格の関係など、まだまだスッキリしない。

  • 2023.6.4 二日連続の講習の影響が中一日おいてでた感じ。やはり疲れた。

  • 2023.6.3 日本の各地で線状降水帯による水害。東京はそれどでもなかったが、東海道新幹線が運休になるなど、太平洋岸に大きな被害が出た。夕方から久我山へ妻とホタルけんぶつに出かける。

  • 2023.6.2 火災・防災管理初期講習の二日目。朝9時から夕方5時近くまでの缶詰ふつかはきつかったが、無事終了。甲種防火管理者と甲種防災管理者取得の修了証をもらった。線状降水帯が近づいて東京も土砂降り。

  • 2023.6.1 火災・防災管理初期講習。朝9:00から午後5時近くまでばっちり。長い時間座って話を聞かなければなせない上に、脚をじゅうぶん前に伸ばせないのが辛い。

    2023年5月
  • 2023.5.31 約束していた鉢植えの葡萄の苗をもらった。苗といっても高さ1メートル半はあり、うまくいけばことしは実をつけるらしい。

  • 2023.5.30 歯医者。治療済みの歯の神経が死んで、うみを持っているらしい。治療効果は出ているようだ。RIIとR0の同型性についていろいろ考えさせられたが、なんとか切り抜けられた。

  • 2023.5.29 今日は何も読まずに、まずは書くことに専念。やはりこうでなければ原稿は進まない。

  • 2023.5.28 また色々読んで一日潰してしまった。要反省。実はPC操作のちょっとした誤りで、25日から28日までの分を消してしまい、再現にするのに一苦労。おかげで1時間半も潰してしまった。

  • 2023.5.27 ようやくRS貿易経済の定義部分を書き始める。

  • 2023.5.26 細かい不備には目をつぶって、分析に使えるところまで持っていくことが大切だ。

  • 2023.5.25 Lynn Mainwaring の Can Sraffa point us to a better future? の冒頭の一節が心にのしかかる。Adriano Birolo他編のProduction, Distribution and Trade: Alternative Perspectives (2013) の第6章、p.119:
    In his review of Piero Sraffa's Legacy in Economics (Kurz 2000), Sergio Parinell0 (2002) noted that forty years of development of Sraffian theory had resulted in "losers" (wounded neoclassicals) and "non-winners" -- Sraffians who had little constructive to offer in place of neoclassical theory. The following passage (Parrinello 2002, p.258) is, I believe, a remarkably frank assessment of the state of modern Sraffian theory and serves admirably as a text for this essay:
    The contribution to Sraffa's Legacy on the Sraffian side continue to develop the criticism of marginalism or they pertain to the history of economic thought. This attitude contrasts with the works of the Classics [who] were actively concerned with applying their theories to the important economic problems of their own time. Ricardo and Marx, in particular, did not wait until the defects of the theory of value (of which they were indeed aware) were overcome before dealing with the problem of growth, innovation and distribution in the nineteenth century.

  • 2023.5.24 久しぶりに晴れて気温も低く、快適な気候。あじさいの花が咲き出した。RS貿易経済の定義で試行錯誤。数学者風の癖を捨てて、より実質的な定義をめざすべきだろう。

  • 2023.5.23 歯医者さんへ。昔なおしたはずの歯の神経が死んでうみを持っているらしい。Kaldor関係で「発見」したRamesh Chandraに論文コピーを請求したら、Endogenous Growth in Historical Perspective: From Adam Smith to Paul Romer (2022) という本全部を送ってきた。Paul Romerで終わっている限界はあるが、収穫逓増と経済発展という一連の経済思想の歴史として、じっくり読むに値しそうだ。

  • 2023.5.22 ようやくreferee reportを書き上げた。何かこれだけで一仕事した気になって、論文の方に身が入らない。

  • 2023.5.21 EIERで引き受けたrefereeのためにある論文を読んでいる。いわゆるnativeの英語だが、言い回しが複雑な上、どうも具体的な内容にどぼしい気がする。

  • 2023.5.20 Amazonで『増補 複雑系経済学入門』を見ていると、ほとんど繰り返されていることがある。それは週日には一冊も売れず、売れるのは週末(金曜日夜から土曜日)だけだ。今週もおなしパタンで、今朝1冊売れて、ちくま学芸文庫の順位が172位になった。先週は2冊売れて100以内に入った。そのあと、毎日順位が下がって、昨日は1000位近くに。まあ、こんな本は週末に読んでみようと思う人だけが買うものかもしれない。

  • 2023.5.19 Hiroshimaサミットが始まった。各国の首脳が平和記念館と原爆ドームを訪ねた後、宮島で会議を開いたのはなかなか良かった。ゼレンスキー大統領も来日するらしい。

  • 2023.5.18 落ち着いて紙にていねいに書いてみると、私のまちがいが分かった。おかげで年来の疑問に答えることができた。Jones (1961) の説明は、あいであの骨子は正しいのだか、正確な定式になっていない。後進が追いかけても分からなかったはずだ。これでRestatementの第3節は、おおかた終えることができた。

  • 2023.5.17 午前中には念願のassignmentとclassの関係が解明できたと思っていたが、詳しく見るとうまくいかない。どこがまちがっているのだろう。

  • 2023.5.16 2部完全グラフの全域木の数え上げ定理について、色々参照する。KnについてはPrüfer codeを用いた証明などがU-Tubeにも出ていて驚く。

  • 2023.5.15 Restatementはグラフ理論の説明に入る。

  • 2023.5.14 気を取り直してRestatementを書き進めている。二部グラフの全域木という設定にも、それなりの意義がある気がするが、十分な理論付けはまだできない。

  • 2023.5.13 藤本問題について考え続けている。

  • 2023.5.12 今春第一号のアゲハの幼虫が蛹化を始めた。なかなか気に入った場所が見つからない。

  • 2023.5.11 藤本M氏と二人で研究会。凸錐論を本格的に勉強されての国際価値論の再定式化の試み。加えて難問を提起された。正則価値の定義が維持できるかどうかが問われる。

  • 2023.5.10 蘆花公園を一周してユリノキを探してみたが、見つからなかった。蘆花時代にはなかったものが、そのまま推移してきたということか。世田谷区には北沢緑道ユリノキ公園があるのだから、少しはうえておいても良さそうなものを。Googleで"ユリノキの並木道"を引いてみると、東京では迎賓館前、仙台市・北目町通りの「ユリノ並木」、兵庫県豊岡市の植村直己冒険館前の並木道(開館を記念して植えられたというから、植村直己が好きだったのだろうか)のほか、長野県では安曇野市三郷と信州大学農学部のユリノキ並木が載っていた。一度、行ってみたいものだ。

  • 2023.5.9 第2節第4項は、筆が進まず。つい色々読んでしまう。

  • 2023.5.8 Restatementの第2節第3項を書き上げる。

  • 2023.5.7 昨夜のカフェオレのせいか、夜、目が覚めてしまい、おかげで翌日は一日中眠気で仕事にならず。

  • 2023.5.6 長男元気の結婚式。すべてが無事に終わってよかったが、妻は気疲れぎみ。

  • 2023.5.5 ようやくRestatement論文に調子が出てきた。次は、2国3財だ。

  • 2023.5.4 あるところのエゴノキが満開だった。そう思って家の前の通りを見ると、すでに咲き終わりという状態。気つかなかったらしい。

  • 2023.5.3 ブラシノキの花が咲いていた。蕾ははけっこう乱雑についているのだが、雄蕊が成長すると花序全体がきれいにブラシ状になっている。

  • 2023.5.2 近くにユリノキが花をつけているのを見つけた。高い柵に囲まれている上に、花のついているところも高いので、近くでみる我には行かないが、目立たないけれども可愛らしい花のようだ。チューリップの木とも言われるが、はっぱの花もチューリップに似ているのが不思議だ。

  • 2023.5.1 The theory of international values: a restatementを書き始める。今日できたのは、たった1ページだけ。それでも、書き進めれば山となる?

    2023年4月
  • 2023.4.30 4月28日の問題を考えるために、Viner ( 1937) The Study in the Theory of International Tradeを読んでいる。といっても第8章だけだが、いろいろ発見がある。F. D. Grahamが各所に出てくる。Ricardoの貿易章の読み方も、Vinerはまちがえていない。

  • 2023.4.29 医者に行ったら、ピソプロロールを飲んでやる気がしないといったことはないかと聞かれた。そう言われてみると、この一ヶ月、ほとんど仕事が進まなかったのはそのせいかと思いたくなる。薬のせいにせずにがんばろう。

  • 2023.4.28 2国が貿易しているとき、一国のある財の生産技術が進歩して輸出するようになったとき、もう一方の国の実質賃金はかならず低下するのだろうか。何かうまいこと考察方法がないものか。

  • 2023.4.27 高い木に紫色の花が咲いている。どこかで見たようなと眺めていると、通りがかりの女性が「トチノキ」と教えてくれた。そうだ、これはマロニエだったのだ。もうじき5月だ。

  • 2023.4.26 久しぶりにReal-World Economics Blogを覗いたら、「矛盾による証明」をまちがった形に使って、Lars Syllが相変わらず、経済モデル一般の批判を行なっている。一ヶ月ほど前にもKrugman批判をしていたので、本業の貿易論で批判してみたらどうかと示唆しておいたのに乗ってきたらい。ちょうど良い機会なので、長文の反論(と新しい国際価値論の宣伝)を書いておいた。

  • 2023.4.25 散歩していたら、鉢植えだったが緋色のヒナゲシを見つけた。やはりこの色でないと、晶子の歌の感じは出ない。

  • 2023.4.24 東京都の「防火・防災管理新規講習」の登録のために消防署支所へ。まる二日あるというのでびっくり。

  • 2023.4.23 世田谷区長と区議会議員の選挙。花粉も黄砂もおさまつているようだったので、ひさしふりぶりに仙川まで散歩。

  • 2023.4.22 マンションの第2回理事会。2ヶ月もあったから、何かできると思っていたが、結局何もせずに2ヶ月が過ぎた。

  • 2023.4.21 Nadia Garbelliniに感想と批評を送る。5月半まで学期末で忙しいが、そのあと真剣に取り組むという返事がきた。

  • 2023.4.20 ついに4月も下旬に入ってしまった。Nadia Garbelliniの"International trade as a process of choice of technique"という論文についての感想と批評を書いている。谷口和久氏がRGの論文紹介A new framework for anayzing technological changeに感想をCommentとして投稿してくれた。そのおかげかある種の「異変」が起こり、この一日だけで14件ものRecommendがついた。

  • 2023.4.19 Nadia Garbelliniに"International trade as a process of choice of technique"を送ってもらった。国際貿易を技術選択として捉えるという観点が私と良く似ている。新しい人物発見と思っていたら、実はすでに一年前にも、別の論文でやり取りしていた。最近では一年も経つとほとんど忘れている。

  • 2023.4.18 Santiago José Gahnと連絡がとれた。稼働率の長期趨勢となるとなかなか及ばないが、かれのCritical notes on some recent neo-Kaleckian contribution on capacity utilizationで問題にしてる範囲なら、いSMTの枠内でいろいろ言えるかもしれない。

  • 2023.4.17 散歩しているとスイセンが咲いていた。スイセンぐらいだれでも知っているわいとふと名札(ネームプレート)をみてびっくり。スイセンはヒガンバナ科だという。後で調べたから、ヒガンバナ科にはアガパンサス亜科、ネギ亜科、ヒガンバナ亜科があり、ヒガンバナ亜科の中にヒガンバナ連、スイセン連、アマリリス連などがあって、科というよりおなじ亜科の中のあるほど「似ている」らしい。そういわれてみると、なるほど葉の生え方などはよく似ているが、花はとうてい似ているとは言えない。1998年に発表されたAPG体系以前では、これらのいくつかはユリ科にかぞえられていたという。分子系統学の研究によれば、ユリ科は多系統群で5系統ほどに分けられ、その中にネギ科、ヒガンバナ科、ヒヤシンス科、スズラン科などがあるらしい。植物学もそれなりに進化しているということか。

  • 2023.4.16 晴れたり、急に雨になったり、不安定な天気だったが、久しぶりに黄砂の飛ばない日となり、本格的な散歩。多くのハナミズキが今ちょうど満開。

  • 2023.4.15 Cesaratto の2015年の論文 Neo-Kaleckian and Sraffian Controversies on the Theory of Accumulation. Review of Political Economy 27(2), 154-182 を読んでいた。Post Keynesiansの成長理論の色々な定式の問題点がうまく整理されている。すべて一財のみのmacroモデルだが、SMTの理論が活かせないものか。夜、ResearchGate に Maria Cristina Marcuzzoの"Reality (and Not Simply Abstract Rationality) as the Starting Point of Economic Theory"が公開されていた。これはPasinettiの2007年の本Keynes and the Cambridge Keynesiansの第2編のPostlude "Fighting for independence"の9つの提言のひとつひとつに各一章を当てた本の第1章だ。しかし、これはPasinettiの「未完の革命」という精神に反するものではないか。「義憤」(?)に駆られて、コメントを投稿。

  • 2023.4.14 Lawsonは、数学的解析を否定はしないが、中核的な研究方法とはみなさない。そこに存在論的研究方針の問題点があるように思い、Lawsonの本を一日中読んでいたが、核心の問題点を見つけることができなかった。

  • 2023.3.13 ResearchGateにHodgsonのIs there a future for heterodox economics? (2019) の批評に対するHodgsonの応答が出ている。わたしもコメントをひとつ書いた。

  • 2023.4.12 黄砂が来襲して日本列島をすっぽり覆うというので、散歩にも出かけず家に閉じこもり。朝、10分ほど、太陽に当たりなかせら体操をしただけ。

  • 2023.4.11 おとといはシャクヤクに触れたが、シャクナゲも咲いている。花がツツジにそっくりで、見た感じからもツツジが突然変異を繰り返してシャクナゲになったのでは思わせる。遺伝子的に正しい考察かどうかは分からない。そういう論文があるかどうか調べてみたが見つからなかった。

  • 2023.4.10 全域木によって定義される認容なものとして正則な国際価値を定義してきたが、逆にある技術系が一次独立で、摂動によってもそれが維持されるなら、その技術系は全域木であるという定理が成立するかもしれない。

  • 2023.4.9 あらゆる花が咲き誇っている。目につくのは、今盛りのモッコウバラ。白いヤマブキも、意外に多い。あるお宅の小さな庭には、鉢植えのシャクヤクがやはり白一色の見事な花をつけていた。

  • 2023.4.8 TeXを使える環境を整えようとしたら、それに先立つHomebrewがインストールできない。なんということだ。

  • 2023.4.7 京都から筍が届いた。付け合わせの木の芽(山椒の葉)を買いに4県のスーパを巡る。こういうものになると、標準がないらしく、パッケージも値段もかなりまちまち。

  • 2023.4.6 藤本容啓氏と国際価値論の私的研究会。

  • 2023.4.3 長男の結婚式に着るモーニングの試着に妻と一緒に青山5丁目まで。新入生のオリエンテーションが始まっていた青学を見物した後、大学付設のような茶珈堂で、名物らしいフレンチ・トーストを食べる。

    Jochen HartwigのThe evolution of Patinkin's interpretation of Keynes' principle of effective demand (European Journal of the History of Economics Thought 2022)を読む。「有効需要原理」に関するDon Patinkinの解釈がどう変わってきたか、興味ぶかいtraceだが、そろそろGeneral Theory 第3章を正しく解釈するということをやめるべきではないか。この論文は、そうすることの無意味さを顕著に教えてくれるが、残念ながらHartwig自身には、こうした反省がないようだ。多少の怒りも込めて、ResearchGateの彼の論文に対するCommentを書いた。

  • 2023.4.2 昨年9月3日のシンポジウムの3氏の報告(磯谷明徳・植村博恭・黒瀬一弘)に対する「回答」にようやく決着をつけることができた。Bruno Jossaの"The principle of effective demand according to Pasinetti"(in Ciccone, Gehrke, and Mongiovi (eds.) Sraffa and Modern Economics, Volume II, pp.152-167.)も読みおえたが、まったく期待はすれだった。これがどういう意味でSraffaの経済学に関係しているのだろう。編者の見識が問われる。もはやKeynesの文言解釈の時代ではないと思うのだが、どうだろうか。私のThe principle of effective demand: a new formulationと比べてほしい。明日からは、別の仕事に取り掛からねば。

  • 2023.4.1 友人の鹿野忠良さんが「リカードにも考えられなかったようなことが世界経済に起こっている」という記事が日経新聞に出ていたと知らせてくれた。図書館で調べてみると、3月27日(月)の一面トップで、副題に当たる縦見出しには「リカードの矛盾を超えて」とある。中国や東南アジア諸国の経済的躍進によって、アメリカ合衆国の中西部に廃業や失業が続き、なかなか立ち直れないという話が中心。貿易に双方に利益があるとしたリカードそのものから見れば「矛盾」だが、より深い理由はリカード理論のその後の発展にある。主流派(新古典派)の貿易論には4つの世代があると言われているが、どのひとつも貿易による失業の発生を扱えない理論構造になっている。だから、1990年代に経済のグローバル化が叫ばれたとき、クルーグマンをはじめとして多くの国際経済学者は、(圧倒的少数派のRobert Reichなどを除いて)9グローバル化の及ぼす負の側面を過小評価していた。クルーグマンも、最近では自分のまちがいを認めているが、なぜそういうまちがいが起こったのか、経済理論の問題としては突き詰めていない。新しい国際価値論は、国際貿易状況における失業を扱える枠組みになっているが、日経の記者も、そこまでは勉強してくれていない。理論だけでなく、もう少しわかりやすい展開が必要ということだろう。


    2023年3月
  • 2023.3.31 ついに3月も最終日。いろいろやるべきことが溜まってきて、どう手をつけたら良いか。

  • 2023.3.30 久しぶりに良い天気。春分もすぎたせいか、夕方5時にもまだ陽が出ている。蘆花公園にいき、読書。

  • 2023.3.29 日本中晴れているのに、なぜか東京だけが雨とか。ここ数日、雨が多すぎ。

  • 2023.3.28 Morishima (1964) Chapter 4, Section 3についてようやく全体像を理解できたように思う。要旨をWORD文書8ページにまとめた。いずれ公開したい。

  • 2023.3.27 雨その他で3・4日サボっていたが、買い物を兼ねてひさしぶりに1時間半散歩。さすがにくたびれた。

  • 2023.3.26 今日も一日、降ったり止んだり。せっかくの桜はだいなし。また一日、Morishima (1964) の第4章に費やしてしまった。

  • 2023.3.25 3年ぶりの独占研究会。場所は東京経済大。高須賀義博先生の追悼記念研究会でいちど報告させてもらったはずだが、どうやって大学まで辿り着いたか、いっさい記憶がない。久しぶりのためか、20数名の参加があった。会食後、吉祥寺で石塚良次氏と1時間ほど話す。

  • 2023.3.24 Morishima (1964) の第4章では、数量過程が漸近的に安定であるということはやはり証明できていないのではないか。複雑な変形を繰り返していすぎるし、どうも何箇所かに勘違いがあるようだ。

  • 2023.3.23 Morishima (1964) Equilibirum, Stability, and Growthの第4章 An alternative dynamic system with a sprecturm of techniques を読んでいる。これが価格と数量の双方での(漸近)安定性を証明した論文とはなかなか思えないが、定式化にわからないところもあり、再度、もう少し詳しく検討している。

  • 2023.3.22 連日の暖かさでもサクラはほぼ満開に。家の脇にあるコブシは、ちょっと見ぬまに、もう最盛期を過ぎてき散り初めている。色々な花が一斉に咲き始めた感じ。WBCで日本チームが優勝、TVは朝からほぼそればかり。

  • 2023.3.21 連日の外出で疲れたのか、一日中、うつらうつら。

  • 2023.3.20 妻とふたりでRod and Yayoi Smithさんを田園調布に訪ねる。都市計画区域内の家を出す寝るのは初めて。Yayoiさんのいとこの家を日本滞在中借りているという。元の一軒を二つに分けた、小さな家と庭に紅白のボケの花が綺麗に咲いていた。

    Amit Badhuriの"Price or quantities? The common link in the metods of Sraffa, Keyensa and Kalecki"(Ciccone, Gehrke, and Mongiovi [2011] Sraffa and Modern Economics Volume II, Routledge, pp.89-96.)にSraffa (1926)の引用として以下の文節が引かれている:
    ... with a horizontal long period supply curve, cost determines price, while demand does not affect it but determines instead the quantity produced.
    しかし、Sraffa(1926)にはこのような文面は現れない。イタリア語で書かれたSraffa (1925)の引用間違いかと思ったが、該当の箇所を見つけることはできなかった。Googgleでは、この文はCicconeたち編の本のみがヒットする。

  • 2023.3.19 進化経済学会年次大会2日目。二日目の方がPosterへの反応がいいかもと期待したのだが、現実は厳しくほとんど反応なし。

  • 2023.3.18 進化経済学会第27回東京大会(立教大学)、初日。朝一番の企画セッションで報告、午後はPosterのために半日。今日から急に寒くなったのは痛手。Posterへの反応は、こうした企画に慣れていない学会としてはまずまずか。

  • 2023.3.17 ポスター発表資料は十分余裕を持って作成したはずだったのに、いざ印刷してみたら、行がずれて使い物にならず。WORDでFormatしたのに、mailで送ってみたら、まったく違ったものに。それを修正するのに一日終わってしまった。森岡・谷口両氏とお祝いの会食。

  • 2023.3.16 学会報告用のプリゼン資料作りに一日。PTTで作成していたら、途中でPTTXには転換できずにひと騒動。

  • 2023.3.15 この週末(3.11-12)にamazonで『増補 複雑系経済学入門』が3冊売れたようだ。最近にしては珍しいこと。

  • 2023.3.14 一日何もせず、ゆったり過ごす。東京では桜が開花宣言。

  • 2023.3.13 バスで宇佐神宮へ。中津から大分空港への路線の途中。宇佐神宮は、今回の良好の目的地の一つ。もちろん、行ったからといって何も新しく分かることはないが、行けなかった百体神社・凶首塚古墳の位置関係や距離感は掴めた。大分空港午後5時発の飛行機で家に帰り着いたのは9時半近く。

  • 2023.3.12 一日かけて中津に移動。午後遅く、福沢諭吉の旧宅と中津城を見学。

  • 2023.3.11 飫肥(おび)城見学。日向・伊東氏5万7千石の居城。土曜日のせいか、観光客も多かった。午後は、鬼の洗濯岩を見て鵜戸神宮と青島神社に参拝。明治期の写真に比べて青島がはっきり隆起しているのに驚く。

  • 2023.3.10 飛行機で宮崎・日南市へ。黒木家の皆さんと会食。

  • 2023.3.9 明日10日から4日間、宮崎・大分へ旅行。

  • 2023.3.8 ここ二、三日の暖かさでウメ、ボケ、サクラ(花の色から河津桜系か)が一緒に咲いている。数日前からツワブキによく似た花が咲いている。さてツワブキは、春咲きもあるのかと思って調べてみたら、ヒメツワブキというものだった。葉っぱがツワブキよりずっと小さく、花はより鮮やかな気がする。

  • 2023.3.7 循環器の先生が言っていたように、朝起きたら心房細動は治っていた。薬のせいなのか、自然にもどったのか。

  • 2023.3.6 長寿健康診断の期限が切れるので朝から病院へ。心電図をとったが、正常そのものという。しかし、午後になる心房細動がでて息苦しい。結局、循環器専門の先生に診てもらって薬をもらう。病院2軒と薬局とで一日終わってしまった。

  • 2023.3.5 ここ数日の疲れが溜まったのか、やる気がでない。早く寝る。

  • 2023.3.4 櫻井公人教授の退職最終講義にでる。立教大学特別専任教授という制度が今年からでき、されに就職されるとのことで、あと5年はこれまで通りに勤められるとのこと。元ゼミ生の出席も多く、サンシャインシティの59Fのオーシャン・カシータで開かれた懇親会も大変な賑わいだった。

  • 2023.3.3 Cafficeという喫茶店で藤本容啓氏と会う。新宿の東側はまだ慣れず、代々木駅の近くまで行ってしまう。正則価値の新しい定義について、解説、3時間ほど議論する。帰りにMosaicを通ったら、3月末で閉鎖されるという。ビルの隙間にできた小道だが、なんとない風情があった。最後とおもってBagle & Bagleで軽食。

  • 2023.3.2 塚本恭章著『経済学の冒険』をなんとか読み終えて、同著への推薦文を確定させる。

  • 2023.3.1 久しぶりに少し余裕ができたので仙川まで散歩。しかし、花粉の悲惨がひどかったようで、(かんだ)はなかみ製造機になっしまった。



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