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日本経済事情 第10回

2004.6.19  .

新しい時代に必要とされる能力

塩沢由典  .

(0)いまなにが必要とされているか。

なにが必要とされていると考えているか。
大学院でなにを自分の力としてようとしているか。

(1)新しい時代=これからの時代 日本 後追い時代=>先頭走者の時代

(2)プロセス・イノベーション 対 プロダクト・イノベーション

Abernathy, WJ (1978) The Productivity Dilemma: Roadblock to Innovation in the Automobile Industry. Baltimore: The Johns Hopkins University Press.
○日本の鉄鋼産業 杉本孝先生
○日本はプロセス・イノベーションに優れていた。それが日本の競争力の源泉であった。

(3)2種類の秀才

学校秀才でない偉人 稲盛和夫 宇野弘蔵 中村修二 アインシュタイン
 西沢潤一 頭がいい 強い<=>速い
 柘植俊一 秀才  はやい理解 記憶力 頭の強いひと
      反秀才 深い理解 独創性 頭の強いひと R.T.ジョーンズの非対称翼
モーツアルト対ベートーベン/ランダウ対アインシュタイン/ノイマン対ヒルベルト

追い上げ時代=>先進事例をいち早く取り入れる=>頭のはやい秀才
先頭走者時代=>創造性、独創性のある人=>頭の強い秀才

(4)個人にとっての課題

杉本 孝  洞察力・判断力・実行力(やりぬく力、説得する力)
塩沢由典  
  組織を超えて考えられる人
  失敗を恐れず、失敗してもくじけず。
  深く考える。強く考える。
  現実・事実から学びとる。<=>理論・学説・新説・先進事例
  戦略的に考る。(ミンツバーグ:戦略は計画ではない。)
Cf.トヨタvs.日産(藤本隆宏)
Cf.トヨタ 「なぜ」を5回、繰り返せ。=>5つの答えを出すことではない。
Cf.松下幸之助:大きいこと小さなことを考えるのが、わたしの仕事

(5)日本にとっての課題

教育内容 創造性(Creativity)、独創性(Originality)を育てる教育 どうするか。
選抜基準 記憶力、回転の速さ=>創造性・独創性を重視するものへ
よい社員 協調性・従順性・辛抱強さ=>個性、覇気、実行力
社会気風 先例主義・減点主義を廃止。失敗を評価する気風。
  A.マイナー:失敗は恥ずかしくないが、失敗の仕方には恥ずかしいものと誇らし          いものとがある。
独立の気風 「一身独立して一国独立する事」福沢諭吉『学問のすすめ』
  家康:「よらしむべし」/戦後民主主義:政府がたより=>考え方を変える。





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