しおざわ よしのり
1943年10月1日、長野県生まれ。京都大学経営管理大学院関西経済経営論(関西アーバン銀行)寄付講座担当教授(客員)、関西大学・大阪産業大学客員教授。人工市場研究グループU−Mart計画代表。
1968年京都大学理学修士。京都大学理学部助手、同経済研究所助手を経て、83年大阪市立大学助教授、89年同教授。大阪市立大学大学院創造都市研究科の開設にあたり、開設準備委員会委員長・初代研究科長(2003-5)。2007年3月31日大阪市立大学定年退職、4月より大阪市立大学名誉教授。
専門は、理論経済学。1985年から複雑系の経済学を提唱、制度進化や経済の発展過程の研究に複雑系の視点を導入し、第3世代の経済学の研究法開発に努め、進化経済学会会長(2003-6)、関西ベンチャー学会会長(2001-7)などを歴任した。
社会的活動としては、関西の活性化に向けた提言などを行っている。とくに2003年以降、「扇町創造村」を提唱、地域に根ざした創造都市創出の実験的取組を行っている。現在、関西文化学術研究都市推進機構・学術委員会副委員長、関西生産性本部・経営開発委員長などを務める。
著書に『複雑系経済学入門』、『複雑さの帰結』、『市場の秩序学』(1991年サントリー学芸賞受賞)、『マルクスの遺産』、編著に『進化経済学ハンドブック』『方法としての進化』『創造村をつろう!』などがある。