意思決定入門>第1回・ワーク1

意思決定入門1「意思決定を迫られるとき」

2005.6.22

[ワーク1]失敗はなぜおこるか

課題
(1)あなたの関わった意思決定のうち、もっとも大きな失敗と思われるものはなんですか。
(2)なぜ、失敗だった/まちがいだったと思われますか。誤った判断に至った理由を書いてください。
(3)どうしていれば、正しい(あるいはよりましな)決定ができたと考えますか。
(4)どうすれば、同じまちがいを避けられますか。


(1)案件のプレゼンで方向感を見誤った為先方を怒らせてしまった
(2)クライアントの話を鵜呑みにして、これを前提にストーリーを組立てた為
(3)事実関係を自分の方で確認し、コミュニケーションを同時にとっておく必要があった
(4)事実を自分で確認、誰がどういう理由で何を考えているかを確認する。DDCA


(1)株式の売買を証券会社担当をまかせた時
(2)相手まかせにしておいたこと
(3)結果に対して自分が納得できるものであれば
(4)相手の立場と自分の立場の相違を認識すること


(1)ITの人選
(2)人の助言にもより迷いが生じた上、納得しないまま決定をした
(3)納得した方の判断を選べなかった
(4)塾考の上、自分の判断。少々問題点(迷い)は克服する

D 欠席


(1)設計を担当した建物が法規準を満たしておらず、竣工直前の検査で発覚し、大がかりな改造を行った
(2)法規準を独自で判断し、関係者に確認検証をしなかった。判断の重大さに対する認識が非常に甘かった
(3)関係者に確認する
(4)判断に時間をかける


(1)後任指名
(2)後任の業務範囲について説明不足。会社の期待水準について説明不足
(3)会社の期待水準を含め、充分な話し込みが出来ればサポート体制を含め、周辺環境の整備が出来た
(4)後任指名の日を想定し、OJTによる指導を蜜にする


(1)部下が進めていた企画アドバイザーとして関わってきたが、一つの問題で上司と意見が違ったが
   (上司があまりにも感情的になってしまった為)、時間と立場の関係から引き下がってしまった
(2)一見間違いでなさそうだが、全体から見ると節の通らない企画になってしまった
(3)相手方の感情も上手くコントロールしながら、粘り強く議論をする
(4)理屈に走る前に受け入れ態勢をつくる


(1)米国パートナーとのライセンス契約
(2)内容が自分たちにとって不利。実際には契約が不明確で、思っているサポートが得られなかった
(3)不安要素の精査。時間をかけた意思決定
(4)意思決定時のチェックの徹底。複眼による判断。意思決定の責任の明確化


(1)完成に至ることが困難な開発案件(当初はわからなかった)をまかされ、案の定未完成に終わった
(2)開発案件の条件を精査することなく、営業の方の話を鵜呑みにした
(3)自分の目で、自分の考えで充分に検討
(4)すべき、また他人(多くの人)の意見を参考にする


(1)新製品(業務用商品)の初回計画の甘さ、計画達成出来ず
(2)事前の調査足りない。拡売対策の失敗
(3)売り場の特徴をつかむべき
(4)新商品開発に関わっていく


(1)特約店だけで営業活動は無理なので代行したところ、(回収)支払いが遅れた。結果的には問題はなかった
(2)特約店任せでは限界がある為、単独行動に走った
(3)特約店との連絡が悪かったので、常時情報のやりとりをしておけば早い段階で対処出来た
(4)なりゆき的な行動をとった為と思われ、初めの段階である程度判断する




(1)報酬、制度の変更。年功序列から成果報酬へ
(2)理解受動が出来ていない(説明不充分)。公平性、透明性を納得させきれていなかった
(3)制度説明を充分に実施、納得させていたら
(4)


(1)オンテマント印刷機を導入、要員3人を配置したものの当初の計画が崩れ、現在も年間で2000〜2500万円の赤字を出している
(2)オンテマント印刷機の特性を生かした事業を展開するはずだったクライアントが行き詰まって発注が来なくなった
(3)当核クライアントの事業計画について、もっとシビアな検討を加えていれば、印刷機導入を手控えた。あるいはもっと確実な
   クライアントを確保したうえで、投資額を減らせた
(4)営業担当者を含め、もっと広範囲な情報収集をして判断の要素を増やすべきだった


(1)採用業務において、新たな学生へのPR手法の実施を検討までしたが、実行には移せなかった
(2)競合先を含め、先進的な他企業がその手法を取り入れた。上手く展開した企業はそれなりの成果を上げた模様。
   (理由)社内のパラタイムを変更出来なかった為
(3)メリットや学生の立場に立ったメリットを整理し、社内をまとめるというステップを踏めば
(4)情報収集と将来の方向性の整理をきっちりと


(1)コンサルティングステップ
(2)WSメンバーの合意を得られずに手法を入れた為に、メンバーが真剣に取り組んでくれず成果が出ない。
   また起動修正も難しい。これは相手企業の素早い成果を の声に負けてしまった為、起こった
(3)メンバーに事前にヒアリングを充分実施し、展開を考えておけばよかった
(4)ヒアリングステップの効率化


(1)法律上では禁止となっている債権譲渡契約を締結するところであった。実行はしていないが意思決定はした
(2)禁止条項は理解していたがダメ元みたいな判断を行った。金額の大小等、影響の大小のみで考慮した
(3)多くの意見や助言を求めるべきであった
(4)意思決定に際して広く意見を求める


(1)ホテルのコピーサービスを利用し、コピーに10万円以上の経費がかかった
(2)通常その1/5以下のコストで済むはずである
(3)自分が実行者である。当該実行者以外の人に依頼をする。事前に決裁者に判断を仰ぐ(相談する)
(4)リスクを予想し、予防的措置を取るという(多少のルール違反であっても。ルールが時により変わることがある為)行動を見につける


(1)店舗の出店→閉店
(2)結果的に売上げが上がらない。その時の気分
(3)
(4)店舗に入る。客が何を求めているか。人材の選択


(1)重要な客の相手先の仕事の受注を行った。大きな営業となると思い
(2)会社の60%以上の売上げを上げている客から受注が減ると会社がもたなくなる
(3)自分の会社の客が誰か、何をすべきなのか
(4)主体はどこなのか、会社の戦略を考えなかった。自分の仕事と会社の戦略が合っていなかった


(1)自分の部下を育成する時、スパルタ方式でビシビシきたえようとしたが、体に合わず部下の体調に変調をきたしてしまった
(2)「俺も寝ずにやったからお前もやん!出来るはずだ。」と考えていた
   誰でも自分の枠にはめ、自分の求めるレベル、自分と同じ色を出すことを要求した
(3)まず人物を見て、どのレベルにいつまでに到達させるかを考える。出来ない所はすぐに直させようと思わず、時間をかけて育てる
(4)部下の目線で考え、育ちやすい環境、相談しやすい環境を作る


(1)守れない納期で注文を受注した
(2)受注前に確認しなかった。なんとかなるだろうと甘い考えだった
(3)事前の確認
(4)出来るだけ不確定な部分をなくす


(1)業務上、大きな失敗をしたという記憶はない
(2)失敗とは何かという定義の問題もある。不確実性の高い条件で、その時点で最善の対応をとり、
   結果が良くなくともそれは仕方がないことという割り切りがある
(3)決定した時点でやるべきことをやっていたか否かの問題ではないか
(4)


(1)ある交渉事で、別の部署の人を介して案件を取りまとめようとしていた。が、相手が出してきた1つの条件をのむ、
   のまないの判断を誤った為、その交渉全部が流れてしまったことがある
(2)別の部署の人を介しての交渉だった為、相手の条件の意図が読めていなかった
(3)直接相手をわたっていれば、相手の背景事情もわかり、適切な判断が出来ただろうと思う
(4)交渉途中は他者を介していたとしても、決定する時には直接相手にあたって、正確な情報をつかむようになる


(1)子供の就職に際し、本人の意思をまげさせ、自分の考える安定した企業への就職を受け入れさせたこと
(2)本人が楽しそうに仕事をしていないように見える
(3)あくまで本人の意思を尊重する
(4)同上


(1)商品配送に関わるクレーム
(2)選択肢の設定が間違っていた。クレームが聞き入れられる/られない⇒関係が続く/続かない
(3)後者の選択肢をせまられている事を意識すべきであった
(4)選択肢、選択の権利がどちらにあるか見極める



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