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一人だけの運動

2015年9月19日、自由民主党と公明党は、参議院議員でも強行採決をおこない、安倍首相も唱えていた熟議の民主主義を踏みにじりました。強行採決などせず、5連休を利用して討論を行なえば、一日8時間としても、40時間の時間をとることができます。また、今国会で廃案にするのでなく、継続審議の手続きを取れば、さらに多くの討論時間が取れたはずです。

さらに時間をとって審議すれば、安保法案の問題点がしだいに明らかになり、答弁を維持できないと考えたからでしょうか。連休前に法案を通してしまえば、休みの間に国民は安保法制のことなど忘れてしまう。そういう舐めた考えなのでしょう。

わたしは法案が成立するまで、なにも声を上げず、でもにも参加しませんでした。しかし、これからが本当の民主主義が問われます。そこでできることから、はじめることにしました。たったひとりで、近くの駅前に立つ。A4裏表2枚に主張を書き込んで、透明ファイルにはさみ、それをすこし高く持って立つだけです。

これはデモでも集会でもありません。通行人の一人として、ただ立つだけです。ですから、届出も要りません。だれでもどこでもできる運動です。とくに呼びかけているわけではありませんが、同じ運動の輪が広がることを願っています。